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日暮れの早い夕方、合図が見えないままつり荷を下ろしかけた

更新日 ・施工管理求人アース 編集部

どんな場面か

日没が早くなってきた時期の空調設備の更新工事で、移動式クレーンを使って新しい室外機を屋上へつり上げていた。予定より作業が遅れ、最後の1台を下ろすころには屋上が薄暗くなり、地上のオペレーターから合図者の手の動きが見えにくくなっていた。オペレーターが合図を見間違えて巻き下げを続けかけたが、合図者が大きな声で止め、つり荷は架台の手前で止まった。

起こりえたこと

下りてきたつり荷が架台や手すりに当たったり、屋上で待つ作業員に近づいたりするおそれがあった。

なぜ起きかけたか

  • 日没の時刻が早まっているのに、明るいうちに終える段取りになっていなかった
  • 合図は手合図だけで、暗くなったときの無線などの合図の方法を決めていなかった
  • 屋上のつり荷を下ろす場所に照明がなく、オペレーターから見えにくかった
  • 遅れを取り戻そうとして、残りの作業を続けるかどうかをその場で話し合わなかった

防ぐための対策

  1. 日没の時刻を確かめ、つり作業は明るいうちに終わる計画にする
  2. 合図者とオペレーターの間で無線などを使う合図の方法を前もって決め、作業前に通じるかを確かめる
  3. 暗くなるおそれがあるときは、つり荷を下ろす場所を照らす照明を用意しておく
  4. 合図が見えない・聞こえないときはすぐに作業を止めることを、作業にかかわる全員で決めておく
  5. 予定どおりに進まないときは、無理に続けずに翌日に回すかを職長と相談する

施工管理者が見るポイント

日が短くなる時期は、クレーン作業の終わりの時刻を工程に入れ、朝礼で合図の方法と中止の判断を伝える。夕方の巡回では、つり作業の進み具合と手もとの明るさを見る。

朝礼・KY活動で使うときの問いかけ

  1. 今日の作業で「日没の時刻が早まっているのに、明るいうちに終える段取りになっていなかった」状態になっていないか?
  2. 今日の作業で「合図は手合図だけで、暗くなったときの無線などの合図の方法を決めていなかった」状態になっていないか?
  3. 今日の作業で「屋上のつり荷を下ろす場所に照明がなく、オペレーターから見えにくかった」状態になっていないか?
  4. 今日の作業で「遅れを取り戻そうとして、残りの作業を続けるかどうかをその場で話し合わなかった」状態になっていないか?
  5. この場面で、自分ならどこで手を止めて確かめるか?

場面を読み上げてから、この問いかけで作業班に考えてもらうと、自分の作業に引きつけて話し合えます。

この場面に出てくる用語

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