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2級施工管理技士を取ったあと、1級も目指すべき?取ると何が変わるか

更新日 ・施工管理求人アース 編集部

結論から

大きな現場をまとめたい、会社の中で任される範囲を広げたいと考えるなら、1級を目指す価値は大きいといえます。2級合格後は、決められた実務経験を積めば1級の第二次検定を受けられます。ただ、今の仕事や生活とのバランスも大切なので、時期を自分で選んで進めて大丈夫です。

1級を取ると、任される仕事の範囲が広がる

施工管理技士は、2級が主任技術者、1級が大規模な工事で置かれる監理技術者になるための資格として位置づけられています。元請として大きな工事を担う会社では、監理技術者になれる人がいるかどうかが、受注できる工事に関わります。そのため1級を持つ人は、現場の責任者や所長の候補として見られやすくなります。

資格手当や昇格の条件に1級を入れている会社もあります。転職のときも、求人の応募条件や歓迎条件に1級が書かれていることがあり、選べる求人の幅が広がります。どの程度評価されるかは会社ごとに違うので、今の会社の制度を一度確かめておくとよいでしょう。

仕事の中身の面でも、1級を目指す勉強そのものが力になります。工程・品質・安全・原価を全体として考える視点が問われるため、目の前の作業だけでなく現場全体を見渡す習慣がつきやすくなります。後輩に教える立場になったとき、根拠をもって説明できるようになるのも、資格の勉強を通じて得られる変化の一つです。

2級合格から1級の第二次検定までの道筋

受検資格は2024年度(令和6年度)から見直され、学歴ではなく、年齢と検定合格後の実務経験で決まる形になりました。1級の第一次検定は、受検する年度の末日時点で19歳以上であれば、実務経験がなくても受けられます。1級の第二次検定の受検資格は、建築施工管理技術検定の案内では下の箇条書きのとおりです。

なお、2028年度(令和10年度)までは経過措置として、見直し前の受検資格でも第二次検定を受けられます。どちらで申し込むのが早いかは人によって違うため、受検する種目の試験機関の案内で必ず確かめてください。

  • 2級の第二次検定に合格したあと、実務経験5年以上
  • または、2級の第二次検定に合格したあと、特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上
  • 1級の第一次検定に合格したあとは、実務経験5年以上(特定実務経験1年以上を含めば3年以上、監理技術者補佐としての経験なら1年以上)

先に1級の第一次検定を受けておく考え方

1級の第一次検定は、第二次検定の受検資格がそろう前でも受けられます。合格すると「1級施工管理技士補」となり、一定の要件を満たせば、監理技術者の職務を専任で補佐する立場(監理技術者補佐)を担う道が開けます。第一次検定の勉強は、2級で学んだ内容の延長として取り組みやすいのも利点です。

また、1級の第一次検定の合格者は、一般建設業の許可で営業所に置く専任技術者の要件について、大学の指定学科を卒業した人と同じように扱われるようになっています。会社にとっても役に立つ合格なので、上司に受検の予定を伝えておくと、仕事の調整や支援の相談がしやすくなります。

「今は目指さない」も一つの選択

子育てや介護、体調などで、今は勉強の時間がとれない時期もあります。1級は、無理をして体を壊してまで急ぐものではありません。2級の主任技術者として経験を重ねる期間は、そのまま1級の第二次検定に必要な実務経験にもなります。

迷っているなら、まず第一次検定だけを受ける、過去の出題を眺めてみる、といった小さな一歩から始める人もいます。数年後に受けると決めて、今のうちから担当した工事の記録を残しておくのも立派な準備です。

また、今の会社で求められている役割によっては、1級より先に別の資格や技能を身につけたほうが役立つこともあります。たとえば設備の分野で働いているなら、電気工事や管工事の施工管理技士、関連する技能の資格を優先する考え方もあります。自分がこの先どんな現場に関わりたいかを考えたうえで、順番を決めるとよいでしょう。

1級を目指すか迷ったときの考え方

迷ったときは、5年後にどんな立場で働いていたいかを思い浮かべてみるのが一つの方法です。大きな現場の責任者になりたい、元請の会社で所長を目指したいという気持ちがあるなら、早めに準備を始める理由になります。反対に、今の規模の工事を落ち着いて担当していきたいなら、2級の経験をしっかり積むことを優先してもかまいません。

身近に1級を持つ先輩や上司がいれば、取ってから何が変わったかを聞いてみるのも参考になります。会社によって1級を持つ人に任せる仕事の範囲は違うため、自分の職場での実際を知ることが、判断の確かな材料になります。

忙しい現場と勉強を両立するコツ

施工管理の仕事は工期によって忙しさの波が大きく、毎日決まった時間に勉強するのは難しいこともあります。大切なのは、繁忙期に無理に詰め込むより、落ち着いている時期に進める計画を立てることです。

一人で続けるのが難しいと感じたら、同じ年に受検する同僚や先輩と進み具合を伝え合うのも励みになります。家族がいる場合は、試験前の数か月だけ家のことの分担を相談しておくと、気持ちの面でも余裕が生まれます。うまく時間がとれない年があっても、翌年に持ち越せばよいくらいの気持ちで構えておきましょう。

  • 試験日から逆算して、現場の繁忙期と重ならない時期に学習の山を置く
  • 第二次検定の記述に備えて、担当した工事の概要や工夫したことを日ごろからメモしておく
  • 受検費用の補助や講習など、会社の資格取得支援の制度を確かめて使う
  • 通勤や昼休みなど、短い時間にできる学習を決めておく

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出典・参考

この記事は施工管理求人アース編集部が一般的な情報をもとにまとめたものです。個別の状況によって最適な選択は変わります。

よくある質問

2級と同じ種目の1級でないと、2級合格後の実務経験として認められませんか?

受検資格の細かな扱いは種目ごとに定められています。自分の場合にどうなるかは、受検する種目の試験機関が出している受検の手引で確かめてください。

1級の第一次検定に先に合格しておくメリットは何ですか?

1級施工管理技士補になれるほか、一次合格後の実務経験から1級の第二次検定に進む道もできます。第一次検定の勉強を早めに済ませておけば、第二次検定の準備に集中しやすくなります。

特定実務経験とは何ですか?

一定規模以上の工事で、監理技術者や主任技術者の指導のもと、または自らその立場で行った施工管理の経験のことです。対象になる工事の条件は試験機関の案内で確かめましょう。