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現場の上司・所長と合わない。施工管理はどう向き合えばいい?

更新日 ・施工管理求人アース 編集部

結論から

上司や所長と合わないと感じるのは、施工管理では珍しいことではなく、あなただけの問題とは限りません。まずは何が合わないのかを切り分け、伝え方や報告のしかたで変えられる部分を試してみましょう。一方で、人格を否定される言動が続く場合は、我慢せずに社内外の窓口へ相談することが大切です。

施工管理で上司と合わないと感じやすい理由

施工管理の現場は、所長や主任を中心とした少人数のチームで動くことが多く、同じ上司と長い時間を一緒に過ごします。工期が迫る時期や検査の前は、上司も余裕がなくなりやすく、言葉が強くなったり、説明が足りなくなったりしがちです。

また、段取りの進め方や書類のまとめ方は、人によってやり方がかなり違います。前の現場の所長に教わったやり方が、今の所長には通じないということもあります。合わないと感じる理由が、相手の人柄なのか、仕事の進め方の違いなのか、忙しさによる一時的なものなのかで、向き合い方は変わってきます。

さらに、所長は発注者や協力会社、本社との調整を一手に引き受けていることが多く、部下には見えないところで板ばさみになっている場合もあります。相手の立場を想像してみると、きつい言い方の裏にある事情が見えてくることもあります。もちろん、事情があるからといって、どんな言い方でも受け入れなければならないわけではありません。

まず「何が合わないのか」を書き出してみる

つらい気持ちが続くと、上司のすべてが嫌に見えてしまうことがあります。そんなときは、具体的にどの場面でつらく感じたのかを書き出してみましょう。書き出してみると、変えられそうなことと、自分ではどうにもならないことが分かれて見えてきます。

たとえば「報告のタイミングで毎回怒られる」なら、伝え方の工夫で変わる可能性があります。「休みの日にも連絡が来る」なら、会社としての働き方の問題かもしれません。「人前で人格を否定される」なら、我慢の問題ではなく相談すべき問題です。

  • 仕事の進め方や好みの違い(報告の細かさ、書類の形式など)
  • 忙しい時期だけ言葉が強くなるなど、一時的なもの
  • 休日の連絡や長時間労働など、働き方の問題
  • 人格を否定する言葉など、相談すべき言動

伝え方と報告のしかたで変えられること

上司とのすれ違いは、報告の内容よりも、タイミングや順番で起きていることが少なくありません。まず結論、次に理由、最後に相談したいこと、という順で短く伝えると、忙しい所長にも受け止めてもらいやすくなります。悪い知らせほど早めに伝えると、それだけで受け止め方が変わることもあります。

上司がどんな報告を好むのかを、思い切って聞いてみるのも一つの方法です。「朝と夕方のどちらに報告するのがよいですか」「写真と一緒に送ったほうがよいですか」と確かめておけば、無駄なすれ違いを減らせます。指示があいまいなときは、「〇〇を△日までに、ということでよいですか」と言葉にして確かめておくと、あとで食い違いにくくなります。

相手を好きになる必要はありません。仕事を進めるうえで必要なやりとりを、お互いに負担の少ない形に整えていく、と考えると気持ちが少し楽になるはずです。

厳しい指導とパワハラの違い

厚生労働省は、職場のパワーハラスメントを、①優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるもの、の3つの要素をすべて満たすものとしています。一方で、客観的にみて業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導は、パワハラには当たらないとされています。

安全や品質のために厳しく注意されることは、施工管理の現場ではある程度起こりえます。ただ、大勢の前でどなり続ける、人格を否定する、仕事と関係のないことで責める、といった言動は、指導の範囲を超えている可能性があります。

また、パワハラを防ぐための措置は、2020年6月から事業主の義務となり、中小企業でも2022年4月1日から義務付けられています。会社には相談の窓口を設けることなどが求められているので、まずは社内でどこに相談できるかを確かめておきましょう。

一人で抱え込まず、相談する

つらい言動が続くときは、日付や場所、言われた内容、その場にいた人をメモしておくと、相談するときに状況を正確に伝えやすくなります。相談先は、直属の上司のさらに上の上司、本社の人事や総務、社内の相談窓口などが考えられます。

社内で相談しにくい、相談しても変わらないという場合は、各都道府県労働局の総合労働相談コーナーなど、公的な窓口もあります。面談や電話で相談を受け付けているので、どう動けばよいか迷う段階で話を聞いてもらうこともできます。心や体の調子が崩れていると感じたら、早めに医療機関を受診することも考えてください。

配置換えや転職を考えるとき

施工管理は、工事が終われば次の現場で上司やメンバーが変わることも多い仕事です。今の上司と合わないだけなら、次の現場の配置について会社に希望を伝える、工事の区切りまで様子を見る、という選択肢もあります。仕事そのものや会社に不満がないなら、続けながら環境が変わるのを待つのも十分に考えられる道です。

一方で、相談しても状況が変わらない、会社全体に同じような雰囲気がある、という場合は、職場を移ることも選択肢の一つです。応募先を選ぶときは、現場を何人で担当するのか、若手の相談先や教育の担当がいるのかを、求人票や面接で確かめておくと、入社後のずれを減らせます。急いで決めず、信頼できる人に話しながら考えていきましょう。

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出典・参考

この記事は施工管理求人アース編集部が一般的な情報をもとにまとめたものです。個別の状況によって最適な選択は変わります。

よくある質問

上司に強く注意されるのは、すべてパワハラですか?

業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な指示や指導は、パワハラには当たらないとされています。ただし、人格を否定する言動や、必要以上に人前で責め続けることが続く場合は、社内外の窓口に相談してみましょう。

上司と合わないことを理由に転職してもいいのでしょうか?

人間関係は働き続けるうえで大切な条件なので、転職を考える理由になりえます。ただ、次の現場で上司が変わることもあるため、配置の希望を伝えるなど、今の会社でできることも比べてから決めると後悔しにくくなります。

面接で上司との関係を退職理由として話しても大丈夫ですか?

相手を責める言い方は避け、「チームで相談しながら現場を進められる環境で働きたい」など、これからの希望として伝えると前向きに受け止められやすくなります。